釣り道楽の叔父が所有しておりました4代目東作の高弟であった東正作の誂え品の全竹ヘチ竿です。手元には誂え品の証となる切り文字の銘が入っております。全竹のヘチ竿は穂先部の強度が必要となり、小節且つテーパーがついた材所以でかなり希少性が高いと思います。本竿も誂え品らしく、布袋竹の穂先は17節の小節の良材で作成されております。又先端がソリッドグラス製の替え穂も付いております。替え穂は布袋穂よりも、柔らかいので多分虫エサの様に軽い餌用やメバル等小物用に良いかと思います。和竿では珍しい長尺仕様の為か手元のリールシート位置が15ｃｍ程先の方に変更されており、それほど酷くはありませんが胴漆部は変更に伴う塗斑があります。尚リールシート部固定部の塗は化粧塗と同色系で塗られております。他ソリッド穂先を用いて舟からのイワシやモエビでのメバル釣りにも使っていたせいか、竿尻の肘当の凹凸が逆になっております。ヘチ釣り用にリールを下にしても十分肘当てとして機能します。他は多少の傷程度で目立つ傷やガイド取り付け部等の不具合・穂先部の変な癖もありませんので、十分実釣で使用できる竿です。仕様は全長実測2.6ｍ（手元長137ｃｍ、穂先部長134ｃｍ）、重量132ｇ（布袋穂・替え穂共）、ガイド何れも13個となります。竿の調子は布袋穂使用の場合は8：2程度、ソリッドの替え穂仕様の場合は7：3程度でヘチ竿としてはかなり胴に乗ってくる感じです。スリット等の障害物のない高さのある堤防の釣りでお使いください。付属は口栓のみとなります。落札後の返品・キャンセルはご容赦願います。発送は宅急便160サイズでの対応予定です。リールシート位置が変更された竿ですので、通常より安価で出品致しますので実釣でお使いください。