新刀時代、藤原秀辰の刻銘のある樋入り、小振りの脇指です。
初代秀辰の本国は美濃で、権兵衛秀辰と称し、江戸、尾張でも作刀しました。
山城守藤原秀辰は福島正則の御抱工となり、後に松平忠吉の御抱工とも成った
初代相模守政常の門人であり、初代和泉守国貞、河内守藤原国助と同時代に活躍した。
大阪より江戸に移り鍛刀、大阪新刀の作刀技術を、大いに江戸新刀確立に影響を与えた。
初代和泉守国貞や河内守藤原国助と同じ時代に活躍した名工。
刃文はのたれ乱れ刃に変化圧巻、鑑賞美もさることながら、切れ味も定評で業物とされます。
写真中丸印部分に疵がございますのでよくご確認ください。
また、気になられる方が多いですが、白鞘、鞘の締まりは若干甘いです。
薄板などで、ご自分で調整できる範囲と思われます。
気になられる点は、ご質問、ご相談ください。
登録証の詳細ですが、
登録 昭和４８年５月９日、
佐賀県教育委員会発行、
長さ（刃渡り） 一尺四寸八分二厘（４４．９cm）、
反り １．０cm 目釘穴１個、
巾木 古銅二重巾木、
種別 わきざし、
銘文 （表）山城守 藤原秀辰 （裏）なし
元幅 ２９ｍｍ、
元重 ６．０ｍｍ、
先幅 １９ｍｍ、
先重 ４．０ｍｍ、
なかごの長さ １３４ｍｍ 、
刀身重量（拵え、巾木掃い） ３５８ｇ
拵え全長 ６６ｃｍ程度
※多少の誤差はご了承願います。
刀剣を初めて購入する方へ刀剣は誰でも所有することができます。登録証がついているものに限ります。登録証がついていない御刀は出品しておりません。所有についての手続きです。 手続きは名義変更のハガキ・紙を教育委員会に送るだけでございます。