20世紀中期に活躍したフランスの詩人・作家ロベール・デスノスの死後、まもなくして出版された（1947年）散文詩（エッセイ？）です。藤田嗣治や料理のルセット（レシピ）などについての短い文もあります。詳しくは、目次の図版参照。本はかなり大きく、縦29cm、横23cm。著者名とタイトルは珍しく、背に沿って大きな文字で、Robert Desnos -Rue de la Gaite と押されている。 Lucien Coutaudの銅版画４点挿入。本の状態は、余白を多く残したため、本文の前小口側に、シミ（tache）のあるページがあるが、全体として良い。330部の限定出版中、259番のもの。ブックケース（etui）の背に小さな痛み（擦れ）がある。フランスの印刷術や製本術や金箔術の精華を見ることができる。なお、写真は少し暗く写っている。実際はフランボワーズ色に近いモロッコ革である。